勇往邁進 ~挑戦し続けよう、地域の未来のために~

理事長所信

公益社団法人 白浜・田辺青年会議所
2020年度理事長  濵口 喬太郎

~はじめに~

 私は2010年1月に白浜・田辺青年会議所に入会しました。当時は青年会議所がどんな活動や運動を行っており、どのような人が所属しているかもほとんど知らない状態でのスタートでした。入会当初は、分からないことだらけの環境の中、仕事や家庭等と並行しての青年会議所活動には難しいものがありました。最初の活動は、義務付けられている例会へまず参加してみようから始まり、次は例会や事業を考えている委員会に参加してみよう。そんな、目の前のことに少しずつ取り組んでいるうちに、このような人になりたいと憧れを抱かせてくれた先輩、同世代でこのようなすごい人がいると教えてくれた仲間、若くして自分のためだけではない活動に純粋に取り組む私より年下のメンバー、多くの出会いの中で刺激を受け、気がつけば青年会議所の活動に多くの時間を割き、これからの地域のために行動していかなければならないと自覚するようになりました。周りの人や地域等、何かを変えるときには、まず自分が変わる必要があります。自分の意志で責任をもって、成長する機会を与えられる青年会議所活動を選択することで、自己変革がもたらされ、そこから自身の成長や組織の成長へとつながり、そして、地域の未来へとつながっていくのです。
 白浜・田辺青年会議所は本年、創立55周年という節目の年を迎えます。創立以来「明るい豊かな社会」の実現を理想として、変革の能動者である高い志をもった青年たちが率先して行動し、時代に則した運動を継続してきたことで、未来を切り拓いてきました。これからも、この理想を実現していくため、私たちは歩みを止めることなく、前へ進んでいかなければなりません。変化を恐れることなく、挑戦する気持ちを忘れずに、未来に向かって勇敢に進んでいきましょう。

~地域から信頼され続ける組織へ~

 公益社団法人格である白浜・田辺青年会議所は、諸先輩方が培ってきた地域からの信頼という土台の上に成り立っています。我々はこの土台をより強固なものとして次の世代に引き渡していく責務があります。そして、半世紀以上に亘り受け継がれてきた伝統や文化、積み重ねてきた歴史をしっかりと継承し、今まで以上に地域から信頼される組織として、我々は進化をしていかなければなりません。今後の運営や活動をより時代に則したものにし、公益社団法人として厳格なルールのもと、適切な運営を行っていくことで、より透明性・公益性の高い組織となります。永続的に発展する組織として、そして、地域から信頼され続ける組織としてあり続けましょう。
 広報では近年社会全体の流れで考え方やあり方が急激に変化し、紙媒体の物からホームページ、Facebook、Instagram等のSNSでの広報が中心となってきております。しかし、紙媒体の広報、SNSでの広報をバランスよく使うことで相乗効果が生まれます。紙媒体の強み、SNSの無限の可能性を追求し、さらにはどのような広報が有効かつ適正なのかを検証し、適時適所な広報を展開していかなければなりません。そして、私たちの行っているすべての運動、事業の認知度を向上させていくためには、まずはメンバー一人ひとりがスポークスマンとなり、身近な方にJCの魅力を伝える、事業の魅力を伝える、地域の多くの人々に知っていただくことこそが白浜・田辺青年会議所の価値向上につながります。いくら素晴らしい事業を行っても、この地域の多くの人々に周知されなければ、私たちの運動の効果は軽減します。あらゆる世代に私たちの運動が発信できるよう、既存の広報を見つめ直し、青年会議所としてのブランド価値が高まるよう、より洗練された幅広い広報の発信を行って参りましょう。

~交流からつながる強固な絆へ~

 組織の結束力を高め、より力強い運動を展開するには、会員同士の交流を深めていくことが大切です。青年会議所に所属していれば、多くの出会いがあります。入会していなければ出会わなかったメンバー、同じ委員会でなければ話すこともなかったメンバーもいたことでしょう。この出会いを大切にすると共に、これからも共に地域のために活動していく仲間として、会員同士の交流を図り、絆をさらに深めてより結束力を高めていきましょう。また、私たちの日々の活動は、家族や会社の理解や協力の上に成り立っています。私たちをいつも支えてくれる家族や会社に感謝する機会を創出し、これからも今まで以上に理解と協力を得られるよう、青年会議所活動の素晴しさを伝えていきましょう。
  この地域で活動していく上で各団体との連携は重要であります。地域の問題点や青年会議所として解決できる問題を模索し、互いに連携し協力し合うことで、地域や人とのつながりがより深いものとなり、組織としてより大きな力を発揮することができるでしょう。また、青年会議所に所属している間は各種会合へ参加する機会が常に与えられます。1月の京都会議から始まり、和歌山ブロック大会、近畿地区大会、全国大会等、様々ありそこでは自己を成長させることのできるセミナー等も多数開催されております。参加することでLOMメンバー以外の方々とも多くの交流を深めることができ、さらには自身の新たな学びや気づきを得ることのできる機会にもなります。積極的に各種会合へ参加することで、成長のチャンスを自ら掴み取り、多くの方々との交流を通じてつながりを広め、そこで得た経験をLOMへ持ち帰り、この地域へと活かしていきましょう。

~想いを共有する会員の拡大~

 現在、人口減少や経済状況の悪化等を背景に全国の青年会議所の会員数は減少の一途を辿っており、当青年会議所においても同様の問題を抱えております。ここ数年はメンバー数をなんとか維持できている状況ではありますが、予断を許さない状況であることに変わりはありません。
 実際に年会費から事業費の大半を捻出している状況を鑑みると、年会費収入は事業費と比例するが故に、円滑な組織運営を維持するためには会員拡大は必要不可欠なものであり、またメンバーが40歳で卒業する組織の性質上、継続的に行っていかなければなりません。会員拡大を進めるにあたっては、一人ひとりが問題意識や危機感もち、手法等をしっかりと見直し、全員で取り組んでいくことが大切です。私たちの活動や運動に共感を抱き、同じ想いをもった同士を一人でも多く入会へと導くことで、組織力の向上につながり、私たちの運動をこの地域により力強く展開していくことができるでしょう。よって、常に組織の活性化が行われ、若々しく活力溢れる、地域に必要な団体として存続するためには、私たちと共に運動を加速させる会員の拡大を運動の原点と捉えて推し進めていく必要があります。今一度会員拡大の原点に立ち返り、地域の未来を本気で考え行動する同志を一人でも多く発掘し、共に成長していくことが、会員拡大の真の目的であると考えます。
 会員拡大の必要性を改めて問い直し、JCのブランド価値を最大限表現しながら、情熱をもって、同志たちを共感の渦に巻き込み、同じ想いを共有できる会員を増やしていきましょう。

~地域の未来を担う人財の育成~

 青年会議所は修練・奉仕・友情の三信条のもと、自らが率先して行動し、「明るい豊かな社会」の実現のため活動・運動を行っています。そのような使命をもった私たちは、自己を変革し、様々な成長の機会に対して果敢に挑戦し、資質を向上させることで、周囲にポジティブな影響を与えることができるリーダーシップを発揮する必要があります。青年会議所には、日々の会議や活動に加え、JCIや日本青年会議所の研修プログラム等、自己を成長に導く機会が多種多様にあります。これらを最大限に活用することで、学びの幅も広がり多くの英知の習得につながります。青年会議所が地域に必要とされ続ける組織であるためにも、JAYCEEが地域にとって不可欠な人財となっていくためにも、常に自分自身を磨き続けていきましょう。
 私たちの住む地域においても様々な問題を抱えており、これまで以上に活気のある地域へと発展させていくには、地域住民を巻き込んだ形で地域の諸問題に対して真剣に考えていただけるよう意識の高揚を図る必要があります。経済・政治・教育等の地域の諸問題を取り上げ、青年会議所と地域住民が共に考え、学ぶ機会を創出し、この地域の未来を担う人財の育成を行って参りましょう。

~夢と希望に溢れる青少年の育成~

 すべての子供は家庭のみならず、地域の宝であり、未来の担い手を育成することは、「明るい豊かな社会」へつながる重要な運動の一つです。これから急速なスピードで迎える少子高齢化や情報化社会の発展等により、私たちも想像することが難しい環境変化の中で、子供たちの健やかな成長や地域のさらなる発展を目指していかなければなりません。この目まぐるしく変化する時代に適応し、夢や希望をもって力強く生きていくために、子供から大人へと成長する過程の中で、私たち大人が家庭や学校だけでなく、地域社会全体で子供たちを明るい未来へと導いていかなければなりません。そのために、この地域の子供たちに日常では味わえない体験や機会を提供し、夢をもつことの素晴しさや大切さを伝え、夢をあきらめず希望をもち続けられる心を育むことで、子供たちの自発的な成長につなげ、力強く未来を切り拓いていく青少年へと育てていく必要があります。夢と希望に溢れた子供たちの力は、今後の人生においても大きな原動力となり、その力はこの地域にとっても明るい未来へとつながっていくことでしょう。
 例年継続して行われているJCティーチャーでは、白浜・田辺青年会議所と各教育機関との連携や経験を活かして取り組むことが重要です。私たちが実社会の経験を踏まえて将来社会人となる青少年たちに仕事の意義や役割、楽しさや厳しさを伝え、時には背中を押してあげることで、未来への道標を描くことができたとき、自身の将来に夢と希望を抱くことができるようになるでしょう。
 この地域の未来の宝となる夢と希望に溢れる青少年たちを育成して参りましょう。

~55周年記念式典・記念事業に向けて~

 白浜・田辺青年会議所は、1965年7月に創立して以来、地域に対して貢献するため一歩一歩歴史を刻み続けてきた結果として、創立55周年という節目の年を迎えることができました。この長きにわたる年月の中で、積み重ねてきた歴史や伝統、継続してきた運動は、諸先輩方の熱い情熱と努力によって築きあげてこられた賜物です。この歴史を築き続けてくださった諸先輩方に敬意を表すとともに、私たち一人ひとりが地域の人々の支えがあって活動し続けることができたことに対して感謝する必要があります。「明るい豊かな社会」の実現という理想のもと、これまで歩んできた軌跡をこの白浜・田辺青年会議所を支えていただいた多くの人々と共に祝い、想いを共有し、次代に向けて新しい一歩を踏み出していきましょう。
 記念事業では地域と一体となり、地域資源の可能性を高め、独自の魅力を確立させることで、魅力溢れるまちへとつなげます。そのためには、私たちが住み暮らすこのまちと深く関わり、まずこのまちが誇る魅力を私たち自身が知り、それを愛し、自信をもつことが必要です。青年会議所として地域がもつ特色を活かし、このまちのアイデンティティを感じ、ヒトとモノが集うまちを目指して、新たな魅力も発信していかなければいけません。如何にして地域一体となって発信できるか、どれだけこのまちのことを誇りに想えるかを念頭にJCだからこそできるまちづくりを進め、未来を見据えて、まちのビジョンを描いていきましょう。そして、当青年会議所創立55周年という節目の年を迎えるにあたり、地域の人々に感謝し、多くの仲間と共に感動を分ち合い、地域のさらなる発展を願って人々の心に残る記念事業を行い、このまちの明るい未来へとつなげましょう。

~結びに~

 急速な時代の変化への対応が求められる今だからこそ、多様な個性を束ね、多様な価値観を取り入れることのできる柔軟な組織となり、地域社会に求められる運動を展開し続けることで、地域の未来を切り拓いていくことができます。大きな志をもつこと、行動し結果を出すこと。それこそが個人の成長につながり、周囲や地域に良い影響を与えることができます。その成長を最もできるのが青年会議所であり、在籍している間は成長の機会を絶えず提供することのできる団体であります。しかし、成長の機会は与えられるものではなく、積極的な参加によって掴み取るものです。限られた青年期だからこそ、失敗を恐れず、挑戦する心を忘れずに取り組んでいくことが必要です。まちづくりを通して、個人が成長し、さらに良いまちになっていくことを意識して活動していきましょう。困難な壁に挑み乗り越えた時、青年会議所には共に喜んでくれる仲間がいます。自分一人では越えることのできない大きな障害も同じ想いを共有する仲間となら必ず乗り越えられます。志を高くもち続け、未来への歩みを進め、「明るい豊かな社会」の実現に向かって邁進して参りましょう。

挑戦し続けよう、地域の未来のために

 

2020年度 基本計画

基本理念

勇往邁進

~挑戦し続けよう、地域の未来のために~

基本方針

・地域から信頼され続ける組織へ

・交流からつながる強固な絆へ

・想いを共有する会員の拡大

・地域の未来を担う人財の育成

・夢と希望に溢れる青少年の育成

・歴史と伝統を祝い、未来へとつながる 55周年記念式典
・55周年記念事業の実施

PAGETOP
Copyright © 公益社団法人 白浜・田辺青年会議所 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.