青年会議所(JC)とは
青年会議所(JC)は、『明るい豊かな社会』の実現を理想とし、次の時代のリーダーとなる責任感をもった、20歳から40歳までの青年の団体です。
青年は人種、国籍、性別、職業、宗教に関係なく、自由な個人の意志により居住する各都市の青年会議所に入会できます。45年以上の歴史をもつ日本の青年会議所運動は、めざましい発展を続けており、現在全国に714の青年会議所があり、4万人以上の会員がボランティアなどの社会活動に積極的に参加しています。また、東京には全国的運営の総合調整機関として(社)日本青年会議所があります。さらに、110ヵ所の国及び地域に国際青年会議所があり、約17万人以上の会員が国際的な連携のもと活動を行っています。
(社)日本青年会議所の事業目標は、『社会と人間の開発』です。その具体的事業として私たちは市民社会の一員として、市民の共感を求め、社会開発計画による日常活動を展開し、<自由>を基盤とした指導能力の開発を推し進めています。
JCのはじまり
アメリカ・ミズリー州セントルイスの若い銀行員ヘンリー・ギッセンバイヤーは、この社会は青年が真に活躍すべきで、そのためには伝達の媒体が足りないと思っていました。
1910年、彼は「青年の活動」に心を燃やして「ハーキュリアン・ダンス・クラブ」を起こしました。これは社会団体としては初歩的なものであり、もっぱらミーティング場所となっていましたが、やがてセントルイス商工会議所と友好関係をもつようになり、1918年、それまでの組織を母体として「青年商工会議所(Junior Chamber of Commerce)」を発足させました。
その後、自由な社会と経済発展を実現し、新しい社会をリードするにふさわしい人材育成を目的としたアメリカの社会的活動を担う主要な青年団体へと発展していきました。
日本JCのはじまり
1949年9月3日、東京に住む青年経済人が集まり第2次世界大戦によって荒廃した国土を再建しようと立ち上がったのが、日本でのJCのはじまりで、この年に東京JCが設立され、1951年に社団法人として認められました。この創立記念日、9月3日を“JCデー”に制定し、特別のテーマをもうけ、毎年統一事業を行なって世論の喚起をはかっています。
JCIクリード
We Believe;
That faith in God gives meaning and purpose to human life;
That the brotherhood of man transcends the sovereignty of nations;
That economic justice can best be won by free men through free enterprise;
That government should be of laws rather than of men;
That earth’s great treasure lies in human personality ;
and That service to humanity is the best work of life.
【和 訳】
我々はかく信じる:
信仰は人生に意義と目的を与え
人類の同胞愛は国家の主催を超越し
正しい経済の発展は 自由経済社会を通じて最もよく達成され
政治は人によって左右されず法によって 運営されるべきものであり
人間の個性はこの世の至宝であり
人類への奉仕が人生最善の仕事である。