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理事長所信

公益社団法人 白浜・田辺青年会議所
2014年度理事長 早稲田 好則


〜はじめに〜

 1965年に白浜・田辺青年会議所が誕生し、「明るい豊かな社会の実現」を理想に、多種多様な運動を展開してきました。時代が目まぐるしく変化する中でも私たちの理想は変わることはありません。地域に根差し、まちに必要とされる組織であり続けるために、今、私たちにできることは何なのか、何を求められているのか、この混沌とした時代に必要とされていることは何なのかを真剣に考え、ぶれることのない精神で、たしかな未来を見据え、真摯に立ち向かう勇気と斬新な発想で、仲間とともに未来を切り開いていきましょう。そして、時代を超えても変わらない地域特有の文化や、先輩諸兄が築き上げてこられた伝統や精神、そして何よりも志を継承し、次世代につなげていきましょう。
 本年度、近畿地区大会を主管するにあたり、また白浜・田辺青年会議所創立50周年にむけて、私たちはすべての人々と手を取り合い、一人ひとりが前を向き、志を一つにし、助け合い、励ましあい「明るい豊かな社会の実現」に向け青年経済人である我々が気概と覚悟を持ち、人と人、地域と地域を結ぶ懸け橋となり、大きな絆の「わ」を創造しましょう。



魅力ある組織、誇りある組織へ

 白浜・田辺青年会議所が公益法人格に移行して、3年目を迎えます。私たちは公益に即した活動に自信をもって行っていくために青年会議所の活動を支える要となる組織運営、財務管理を確実に行いましょう。責任と自覚を持ち、前年度からの経験を引き継ぎ、今日まで受け継いできた財務運営をさらに強固なものとし今一度足元を見つめ直し、確実な組織運営を行っていくとともに、メンバー一人ひとりが公益法人としての在り方を理解し行動できるよう取り組んでいきましょう。
 まだまだ経済状況が厳しい中、会員の拡大は難しい状況です。さらに現状をみると、数年で会員数が半分になってしまいます。例年続く素晴らしい幾つもの事業を考えると、このまま会員が減少すると今まで行ってきた事業が執り行えなくなるのも現状です。「明るい豊かな社会の実現」「LOMの未来」を考えると、一人でも多くの志を同じうする者をつのらなくてはなりません。私たちは日々青年会議所の活動、運動を行っていく中で、互いに切磋琢磨し得られる経験、仲間との絆は私たちの将来、かけがえのないものとなります。こんな素晴らしい団体はないと感じているはずです。まずは、私たち自身が品格ある青年として、活動・運動をすることこそが会員の拡大につながると信じ、青年会議所の意義や魅力を再確認するとともに、幅広く青年会議所の魅力を発信していきましょう。
また、私たちが率先して様々な事業・会合へ参加することでその経験が財産となり、JAYCEEとして、一人の青年としての成長の糧となります。さらには自分の得た知識や経験を内外に幅広く発信することにより、JCの魅力を多くの皆様に理解していただけるとともに絆の「わ」を結んでいきましょう。
 「まずは自分から」を念頭に置き三信条である「修練・奉仕・友情」を今一度見つめ直し、当たり前のことが当たり前にできるよう、またLOMの伝統、そして青年会議所のあり方を理解していくとともに、私たちがJAYCEEとして、また青年経済人として発展していけるよう取り組んでいきましょう。青年の学び舎である青年会議所を修練の場ととらえ、自分を磨くことから始めましょう。そして地域のリーダーとして成長し、私たちJAYCEEが真にこの地域に必要とされる人材となるよう邁進していきましょう。


まちづくり事業の実施

 社会環境が日々めまぐるしく変化していく昨今、情報化が進み、便利な時代になった分、人間関係の希薄化や個人主義化が進んでいます。だからこそ私たちは、真にこのまちに必要なことは何なのかを考え、行動していく必要があります。「まちづくりはひとづくりから」まずは、私たちと地域住民が手を取り合い「わ」を創出し、「わ」をもって地域の宝である子どもたちに温かく、心から接し、未来の希望を育てていかなくてはなりません。私たちの住むこの地域にもたくさんの職業があり、子どもたちは自分たちの住む地域にどれだけの職業があるのか、また、現代社会におけるお金の重要性など、まだまだ分からないことがたくさんあります。子どもたちが少しでも早い段階で自分の未来に興味を持ち、まずは見てみること、聞いてみること、そして、実践してみることが重要です。その中で子どもたちは自分の将来に興味を持ち、親の仕事に関心を持ち、親のありがたさや仕事の難しさ、そして何より将来について考えるよい機会となるはずです。私たちは地域の方々と手を取り合い、この地域の職業を子どもたちに幅広く発信していこうではありませんか。「明るい豊かな社会の実現」に向け、次代を担う宝である子どもたちに、体験出来る場を創設しましょう。
〜すべては地域の未来を担う子どもたちのために〜


近畿地区大会の実施

 本年度近畿地区大会が公益社団法人 白浜・田辺青年会議所主管で執り行われます。1977年以来のことであり、青年会議所の性質上、在籍している中で主管LOMとして経験できるのは本当に少ないことであり、この地域を幅広く発信していける素晴らしい機会です。私たちの住むこの紀南の地には世界遺産から始まり素晴らしい伝統や、文化、そして自然があります。今一度伝統ある歴史や文化を見つめ直し、この地域性をもって、地域ならではのソーシャルストックを生かすとともに、地域住民と手を取り合い、この地域の良さを広く発信し感動を生む尊い大会を創造しましょう。また、先輩諸兄が築いてこられた規律ある式典運営を継承し、記念式典が確実に行えるよう取り組んでいきましょう。
 近畿地区大会を執り行うにあたり、まずは私たちが、そしてこの地域が結ばれなければなりません。2013年度私たちは心ひとつになりました。本年度は地域の皆さんと手を取り合い、心ひとつに大きな「わ」を結び、最高のおもてなしをもって近畿各地の方々をお迎えいたしましょう。


青少年に向けて

 近年、パソコン、テレビ、携帯電話、インターネットなど、情報化が進み、青少年を取り巻く環境が私たちの世代とは違い大きく変化し、コミュニケーションはメールで、友達と一緒にいても会話が少なく、携帯電話を使い、会話のない光景がよく見受けられます。「地域の子どもは地域で育てる」いつの時代も地域の宝であり次世代を担う希望である青少年を未来に導いていかなくてはなりません。これから社会に出ていく青少年にとって青年期の集団活動は重要であり、多くの仲間と接し、真剣に議論し、みんなで協力し合い一つのものを成し遂げるチームワークこそが必要であります。想像力、発想力、リーダーシップ、思いやりの心、すべてが備わった時、青少年の活力となり、自分の力で未来を切り開く人材となるでしょう。
 また、青年経済人である私たちが社会人となる青少年たちに社会のことや、地域の良さなどを伝えていかなくてはなりません。青少年にとって今の時期が重要で自分の将来を見据え不安と期待が交錯している時でもあります。私たちは、学校、地域、家庭と連携し次世代を担う青少年が自身の将来に夢と希望を抱けるよう、そして社会に対する不安を吹き飛ばし、自身の将来に向かって邁進できるよう語りかけていくとともに、私たちも自身を振り返り青年経済人としての自覚と規律にさらに磨きをかけていきましょう。


50周年に向けて

 1965年白浜・田辺青年会議所がこの地に産声を上げました。「明るい豊かな社会の実現」を理想に英知と勇気と情熱をもって取り組んできた数々の歴史があります。2015年、50周年を迎えるにあたり、私たちは先輩諸兄が築いてこられた伝統や歴史、そしてその精神は、今も尚変わることなく受け継いでいかなくてはなりません。私たち現役メンバーも1年1年歴史を刻み続けていくとともに、伝統ある白浜・田辺青年会議所のメンバーとして50周年を迎えられることを真摯に受け止め、すべてのメンバーとともに50年の歴史を振り返り伝統や精神を次世代につなげていきましょう。


〜結びに〜

 私たちは会社、家族そして仲間の支えがあり青年会議所活動、運動に取り組めることに感謝しながら、喜び、そして感動を分かち合える同志とともに、混沌とした時代の中、未知の可能性を切り開いていこうではありませんか。
仲間とともに手を取り合い切磋琢磨し、真の友情を育みながら、JAYCEEとしての力強い信念と高い志を持ち、「明るい豊かな社会の実現」に向け邁進しましょう。私たちの活動、運動が認められたとき、すべてが、広く強い絆で結ばれ、感動を分かち合える未来が来るでしょう。

和をもって輪を創造し
輪をもって未来へ羽ばたこう
「結」すべてを結ぶ懸け橋となれ

 

2014年度 基本計画


基本理念

〜広げよう絆の「わ」〜


基本方針

・魅力ある組織、誇りある組織へ

・まちづくり事業の実施

・近畿地区大会の実施

・地域連携型による青少年の健全育成

・2015年度設立50周年に向けて

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